スピードキング。

 
OK簡潔に。
今日、俺は帰路電車に乗っていたんだが、ふと隣席の小学生らしき少年達の会話が偶然耳に入り、聞き耳を立てていた。
一人の少年が言った。
「問題です。電車と同じ速さのスピードが出る鳥ってなーんだ?」
会話というより、なぞなぞを出し合っているようだった。
もう片方の少年は、迷いのない決意のこもった瞳で一言、口に出した。
 
 
ヘラクレスオオカブト。」
 
 
え…………、なにその本気の目。
 


あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『答えが鳥類指定のナゾナゾに対して、何の躊躇もなく甲虫類の名を答えていた』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
天然だとか ボウヤだからだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの 片鱗を味わったぜ……

 
これからの日本はどうなっていくのだろうか。
面白いから答えはまた明日。
――そんな一日。