作戦開始時刻:21:30(およそ)

武器(紙100㌫)で応戦しようと思い、自分がやつを見張る間に、家族に新聞紙を供給してもらう算段を立てる。

が、

FAILED1
今日の新聞を持ってきやがり、流石にこれはまずいと思い、別の新聞紙を要求。

FAILED2
新聞紙を絞ってもってきやがる。ごめん、それ火をつける時にはよく燃えるけど、あんたは対ゴキブ●戦で火器使えと?

結局、まともな新聞紙をもらって、自分で作る。丸めろよチクショウ!
新聞紙の日付が9/13であったため「カイザブレイガン」と心の中で勝手に命名
しかし、その剣を持ってしても、座布団やタンスの影を滑るように光速移動するヤツには掠りもせず、俺の攻撃は幾度も空を切る。
流石はミスターG。ともかく大きさの割りにスピードが半端じゃない。
特にその気持ち悪さとくれば蚊の比じゃなく、あれが自分と同じ一つ屋根の下(?)で同棲していると思うだけで、戦慄してしまいます。
俺は丸めた新聞紙を片手に、やつが隠れた可能性のある座布団をひっくりかえそうと座布団を掴む。
傍目から見ると「座布団の一端を持ちつつ、全身に烈気を漲らせる不審な男」にしか見えませんがね。
超スリリングです。
強いて言えばバイオハザードで次の部屋へ通じるドアを開ける時くらいのスリル。
今なら分かるよ。ドラえもんがネズミの気味悪さに地球を破壊しようとした、そのわけが。
俺なんて許されるなら銀河系ごと消し飛ばしてしまいたい。
まぁそんな妄想を膨らましたところで銀河は消えないし目の前の敵だって消えない。
冷静になろうとかぶりをふり、神経を研ぎ澄ましつつ状況を解析していく俺。
ともかく、普段の片付けを怠っていたこの物置のような部屋では場所が悪すぎる。
こうなったら武器を交換するしかないじゃないか!
最終兵器「スキンガード(殺虫剤でなく虫除けスプレー)」に持ち替えて、戦いを続ける。
広域への過度の使用により大気汚染で逆にこちらも被害を被る事になってしまうが、使用する度やつのスピードが格段に遅くなっていくのを見ると、どうやら武器を交換したのは正解だったらしい。
そのまま何度か出会い頭にスプレーをかけること数十分。
やつがほとんど身動きが取れなくなったころ、ついに新聞紙の一撃がやつの体を捉えた! やつは仰け反り、動きが完全に止まる。
機を逃さずして十六連コンボを叩き込む俺。(ばしばし叩いてるだけ
カンペキに息の根を止めたと認定すると、ティッシュ三枚重ねで摘み上げ、新聞紙に包んでついにダストボックスへ。
戦闘終了。通常モードに移行しつつ、俺は心の中であることに気付いた。
( ゜∀゜)あ、Gv